アトリエOPS ーatelierOPS’s diaryー

神戸の絵画教室です。こども おとなのレッスンをしております。

児童絵画 背景について

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お庭にある 小さなマリア様(特に宗教的な意味はございません) 

児童絵画の背景について 書きたい と思います

 

小学校低学年の方は 背景を塗りたがらない 時が

あります

理由は「塗ったら失敗する。」だったり「背景は白

だから。」と言った理由で あったりします

 

なるほど 描いた対象が 背景を塗る際に にじん

だり折角描いた 対象の繊細な 部分を 背景の色

で消してしまったり するものです

 

しかしながら それが 絵具を扱う 練習になりま

す またにじみが 偶発的な効果を生み 深みにな

ったりするのです

 

背景を描く 方法の一つには 描いた 対象が※

っかり乾いてから 背景の絵具を ゆるめに溶い

て 薄く塗り重ねる方法 があります

(水彩絵の具は 透明絵具ですから 薄く塗り重ね

る分には 基本的に対象を 消してしまうことは 

ありません)

 

成長してからは 先に 背景を作っておいて 対象

を描くと 言った方法を 取る場合も多いです

 

また意図して 用紙の地肌を 使って 白く 残す

場合もあります

ただそれは しっかりと 意識された制作時に 活

きてくる

 

アトリエOPSでは 生徒様に 自由に 描いて 欲

しいという理念が 基本にあります

 

しかしながら いずれは 背景まで 意識して 描

けるように

ご指導していきたいと 考えています

四角い画用紙の中 その全体を 表現すると捉えて 

作品を 描いてもらいたい

 

四角い画用紙に 描かれた絵画は あなたが 切り

取った 世界観なのです

その世界観を 自分以外のものに 差し出すことが

絵画だと わたしは 考えています

 

絵画の場合には 背景が 白ならば 白い絵具を塗

る そのように わたしは学びました

背景の大切さも 順を追って 吸収していって欲し

いと 願っています

 

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