菊の花が 花瓶に活けられた 印象派の絵画を 模
写しました
わたしは 絵画教室に 通っていて 小学校の三年生
ぐらいだったと思います 作者は 覚えていないので
す
描いた絵画は額縁に入れ 飾ってあります けれど そ
の場所には もう行かないので 記憶の中でしか わか
らないのです
その時のわたしは まだ 油絵具に不慣れでした どう
しても 背景の感じが描けなかったのです
油絵は 絵具を重ねて描いていきますが ある程度 時
間を置いて 乾かしてからでないと 描きにくいといっ
たような事が あります
イエローオーカー系の 背景でしたが 画面右上に置い
たバーントアンバーが濃すぎて 乾かない油彩の画面を
ズルズルと 描いていました
“ うまくいかない ”と言った焦り そして少し失望したよ
うな気分でした
そうしていましたら 先生が うしろから 声をかけて
下さり
「背景の右上、いい調子ですね。それを、美しく汚すと言い
います。」
と仰って そうなのか! と驚いた記憶が あります
空気感を 描く時には そんな風な 塗り方もあるのだと
意識できたのは それから しばらく経ってからでした
“ 美しく汚す ”
背景を描くことを教わった 大切な記憶 です
油絵も ご指導いたします
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