翌日は ゆっくりめのチェックアウトをし
ホテル発のシャトルバスに乗った この周辺
は 自転車では無理なアップダウンなのでと
観光協会の方から バスをお勧めされていま
した 幸い わたしの泊まった ホテルから
バスが出ていたのです
乗客は わたし１人だったので 運転手さん
と 会話をしながら行きました 「地図だけ
見たら近いけど 自転車や徒歩では 絶対無
理や サイクリングの若い人は別やけど」と
どれだけ険しいアップダウンかを フロント
ガラス越しの目前に見ながら 説明を受けた
なるほど… とにかく わたしには絶対無理
な 地形です
到着した 丘は 見渡す限りの絶景 うきう
きしました 「事務所で荷物を預かってくれ
るよっ」と スタッフの女性に聞いて 先に
ゴロゴロ鞄を預けることに 改めて ベンチ
に座ります これはこれは美しいと 旅気分
を味わっていると ビュッと強風が突然に吹
いてきて わたしの地図や ペットボトルが
…立ち入ってはいけない 傾斜エリアに 散
らばってしまったのです うう間違えたら
この雑木林を 絶景目がけて 転げ落ちてし
まいそう おそるおそる 木の切り株とかに
捕まりながら なんとか 拾っていきました
そうして 館内に入り 玉葱の被り物をし撮
影できるスポットへ もちろん被って 写真
を撮りました 満足
どがある 港まで 送ってもらいます そう
して レンタサイクルを借りる事にした
自転車での おすすめの場所を 地図に印て
もらい 目的地はまだ決めずに 久しぶりの
自転車を試運転してみる 始めはおっとっと
となりつつも 漕いでいると 顔の横を流れ
ていく風が気持ちよく ビーチまで遠出して
みようかな といった冒険心が生まれました
しかしながら 向かい風です 漕いでもこい
でも さっぱり進まず 微妙な登坂 景色も
変化しません 素直に180度転換して 町並
の方へ戻りました 商店街は閉まっていまし
たが レトロな景色や お店の看板を見なが
らのサイクリングは わたし好みです
ふと開いている 地元のスーパーに入ったり
お肉屋さんで コロッケを揚げてもらったり
しました
そうして 海沿いを通って海鮮工場を見つつ
自転車を止められそうな場所では しばらく
港を眺めていました はじめての場所でこん
な風に 自転車に乗って過ごせるなんて と
ても楽しい と感じました
旅の終盤 港で雲が海に映って
そろそろ 自転車を返却して 帰りの乗り物
に乗車する時間に なりました 近場への旅
ささやかでも 新しい場所での経験は 心が
喜びます そうして必ず生活や 制作のエネ
ルギ―になって行くと思うのです
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